お役立ちコラム

ペアーズ・タップル・Tinder等で騙されたお金は取り戻せるのか?
マッチングアプリ詐欺
お金は取り戻せるのか

マッチングアプリで知り合った相手にお金を貸してしまい、返済されずに困っている方へ。「アプリで出会った相手だから泣き寝入りするしかない」と諦めていませんか?実は、適切な手続きを踏めば、返金請求できる可能性があります。このページでは、ペアーズ・タップル・Tinder等のマッチングアプリ詐欺における返金請求の実務を、弁護士が詳しく解説します。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)


年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)

年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。

マッチングアプリで騙されたお金は取り戻せるのか?

現金の画像

結論:適切な手続きを踏めば返金請求できる可能性があります

マッチングアプリで知り合った相手に貸したお金は、口約束であっても、LINEやアプリ内のメッセージで「貸した」「返す」というやり取りがあれば、契約は成立しています。

したがって、相手がお金を返さない場合、法的手段によって返金を求めることが可能です。ただし、相手の身元が特定できることが前提となります。

返金請求が可能なケース

  • 相手の本名や住所が判明している
  • アプリ運営会社に登録情報が残っている
  • 銀行口座の情報がある
  • LINEやメッセージアプリでのやり取りが残っている
  • 実際に会ったことがあり、写真や動画がある

これらの情報があれば、弁護士会照会制度を利用して相手の身元を特定し、返金請求を進められる可能性があります。

返金請求が難しいケース

一方で、以下のようなケースでは返金請求が困難になる可能性があります。

  • 相手が完全に架空の情報を使用していた
  • 海外在住の外国人で日本国内に資産がない
  • すでに相手が自己破産している
  • 証拠となるメッセージをすべて削除してしまった

ただし、「難しい」というだけで「不可能」ではありません。当事務所では、限られた情報からでも相手を特定し、返金に成功した事例があります。

そもそも今流行っているマッチングアプリとは?

スマホを操作している

2025年の主要マッチングアプリ

詐欺被害が報告されているマッチングアプリは多岐にわたりますが、特に利用者数が多く、詐欺被害の相談が寄せられているアプリには以下があります。

【恋活・婚活系】

ペアーズ(Pairs)国内最大級の会員数を誇るマッチングアプリ。真面目な出会いを求める利用者が多い反面、詐欺師も紛れ込みやすい
タップル(tapple)気軽な出会いを求める若年層に人気。スピーディーなマッチングが特徴
Omiai結婚を前提とした真剣な出会いを求める30代以上の利用者が多い
with心理テストを使った相性診断が特徴。20代の利用者が中心

【カジュアル出会い系】

Tinder(ティンダー)世界的に有名なマッチングアプリ。カジュアルな出会いから真剣な恋愛まで幅広い
Bumble(バンブル)女性からのアプローチを基本とするアプリ

【婚活特化型】

マッチドットコム30代以上の婚活に人気
ブライダルネットIBJが運営する婚活アプリ

アプリによって詐欺の傾向が異なる

利用者層や目的が異なるため、アプリごとに詐欺の傾向も変わってきます。

真面目な婚活アプリ
(Omiai、ペアーズ等)
結婚資金が必要」「親の介護費用」など、将来を匂わせた上での金銭要求が多い
カジュアルアプリ
(Tinder、タップル等)
「会社の資金繰り」「投資話」など、短期間での金銭要求が多い

どのアプリであっても、お金を貸してしまった場合は返金請求ができる可能性があります。

返金請求の成功を左右する「証拠」とは?弁護士が解説

打ち合わせ

返金請求に必要な証拠の種類

マッチングアプリ詐欺の返金請求では、以下の証拠が重要になります。

1:金銭のやり取りに関する証拠
  • 銀行振込の控え・通帳記録
  • ATM利用明細
  • 送金アプリ(PayPay、LINE Pay等)の履歴
2:貸し借りの合意に関する証拠
  • 「貸して」「返す」というメッセージのやり取り
  • 返済期日や金額に関するやり取り
  • 借用書(あれば)
3:相手の身元に関する情報【相手特定のための証拠】
  • アプリ内のプロフィール(スクリーンショット)
  • アプリ内でのメッセージ履歴
  • LINEやメールのやり取り
  • 相手の電話番号
  • 相手が写っている写真・動画
  • 実際に会った場所の記録(飲食店のレシート等)
4:詐欺性を示す証拠
  • 「必ず返す」「◯日までに返す」という約束
  • 虚偽の説明(嘘の仕事内容、家族構成等)が判明した経緯
  • 返済を催促した際の相手の反応

証拠が不十分な場合でも諦めない

「メッセージを削除してしまった」「証拠が少ない」という場合でも、弁護士に相談することで、残された情報から返金請求の道が開ける可能性があります。
当事務所では、限られた証拠からでも最大限の対応を行います。

当事務所では、限られた証拠からでも最大限の対応を行います。

返金請求の3つの方法とそれぞれのメリット、デメリット

メリットとデメリット

方法1:内容証明郵便による請求

弁護士名義で「◯日以内に◯◯円を返済せよ」という内容の書面を、配達証明付きで送付する方法です。

メリット
  • 費用が比較的安い(弁護士費用は数万円〜)
  • 相手にプレッシャーを与えられる
  • 訴訟前の交渉として有効
  • 相手が任意に返済に応じる可能性がある
デメリット
  • 相手が無視すれば効果がない
  • 法的強制力はない
適しているケース
  • 相手に返済能力がある
  • 相手が逃げ隠れしていない
  • 金額が比較的少額(50万円以下程度)

方法2:民事調停

裁判所の調停委員が間に入り、話し合いで解決を目指す手続きです。

メリット
  • 訴訟よりも費用が安い
  • 柔軟な解決(分割払い等)が可能
  • 調停が成立すれば強制執行も可能
デメリット
  • 相手が出席しなければ不成立
  • 時間がかかる場合がある(数ヶ月)
適しているケース
  • 相手が話し合いに応じる意思がある
  • 分割払いでも返してほしい
  • 訴訟を避けたい

方法3:民事訴訟

裁判所に訴えを提起し、判決を得て強制執行する方法です。

メリット
  • 相手が無視しても判決が得られる
  • 判決に基づき強制執行が可能
  • 法的に最も確実な方法
デメリット
  • 費用がかかる(弁護士費用、印紙代等)
  • 時間がかかる(半年〜1年以上)
  • 相手に資産がなければ回収できない
適しているケース
  • 相手が返済を拒否している
  • 金額が高額(100万円以上)
  • 相手に返済能力・資産がある
  • 確実に法的措置を取りたい

当事務所の推奨アプローチ

多くのケースでは、まず内容証明郵便で請求し、相手の反応を見てから次の手段(調停または訴訟)を選択する方法が効率的です。

ご相談時に、お客様の状況に最適な方法をご提案いたします。

返金請求でかかる期間と費用の目安

砂時計

返金請求の期間

内容証明郵便のみの場合

手続き期間1〜2週間
相手の返済期限1〜2週間
合計1ヶ月程度

民事調停の場合

申立から第1回調停まで手続き期間1〜2ヶ月
調停成立まで2〜4ヶ月
合計3〜6ヶ月程度

民事訴訟の場合

訴状提出から第1回口頭弁論まで1〜2ヶ月
判決まで6ヶ月〜1年
強制執行判決確定後1〜3ヶ月
合計1年〜1年半程度

弁護士費用の目安(当事務所の場合)

プラン1:着手金・報酬金プラン

着手金22万円〜
報酬金回収額の19.8%

プラン2:完全成功報酬プラン

着手金0円
報酬金回収額の38.5%

プラン3:書類作成プラン

内容証明作成11万円〜
訴状作成16.5万円〜

※詳細は「弁護士費用」ページをご覧ください

弁護士が教える!今すぐ相談すべき理由(時効・証拠消失のリスク)

時計

時効のリスク

お金の貸し借りには消滅時効があります。

原則返済期限から5年(2020年4月1日以降に発生した債権)
返済期限の定めがない場合貸した日から5年

時効が成立すると、法的に返金を請求する権利が消滅してしまいます。「そのうち相談しよう」と先延ばしにしていると、時効が成立して一切回収できなくなる可能性があります。

証拠消失のリスク

時間が経つほど、以下のような証拠が失われるリスクが高まります。

アプリ内メッセージアカウント削除で消える
LINE履歴機種変更、アプリ削除で消える
相手のプロフィール相手がアカウントを削除
銀行記録通帳記帳していないと明細が消える
記憶の鮮明さ時間が経つと詳細を忘れる

相手が逃げるリスク

詐欺を働く相手は、時間が経つと以下のような行動を取る可能性があります。

  • 住所を変更する
  • 電話番号を変える
  • 資産を隠す、使い果たす
  • 自己破産を申し立てる

早期に行動することで、これらのリスクを最小限に抑えられます。

まとめ

人形とブロック

マッチングアプリで知り合った相手に騙されてお金を貸してしまった場合でも、適切な証拠があれば返金請求できる可能性があります。

重要なポイント

  • 証拠をしっかり保存する(メッセージ、振込記録等)
  • 内容証明・調停・訴訟など、状況に応じた方法を選択できる
  • 時効や証拠消失のリスクがあるため、早期相談が重要

当事務所では、ペアーズ・タップル・Tinder等のマッチングアプリ詐欺被害の解決実績があります。

「こんなことで相談してもいいのか」と躊躇される方もいらっしゃいますが、マッチングアプリ詐欺は立派な法的問題です。一人で悩まず、まずは無料相談をご利用ください。