
「信じたいけど、少し不安…」そんなあなたへ

「彼女のことは信じている。でも、もし万が一のことがあったら…」



「騙されているとは思わないけど、このまま貸し続けて大丈夫だろうか」



「返すと言ってくれているから大丈夫…でも、少しだけ不安がある」
風俗嬢にお金を貸している方の中には、こうした複雑な気持ちを抱えている方が少なくありません。
この記事は、相手を疑っている人のためのものではありません。
むしろ、相手のことを信じたいと思っているからこそ、「万が一に備えておきたい」と考えている方に向けて書いています。
なぜ今、備えておく必要があるのか?
債権回収を専門とする弁護士として、数多くの貸金トラブルを見てきましたが、回収に成功するケースと失敗するケースには明確な違いがあります。
それは、「トラブルになる前に準備をしていたかどうか」です。
実際にトラブルになってから「証拠がない」「相手の本名も知らない」「連絡が取れなくなった」という状態では、法的手段を使っても回収は極めて困難になります。
しかし、今の段階で適切な準備をしておけば、万が一のときでも確実に回収できる可能性が大幅に高まります。
この記事では、相手との関係を壊さずに、自然に、そして確実に「自分を守る準備」をする方法を、弁護士の立場から具体的にお伝えします。
「備えあれば憂いなし」——相手を信じつつも、自分自身を守る術を知っておきましょう。


監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)
年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。


監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)
年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。
対策①:証拠を自然に残す方法


なぜ証拠が重要なのか
万が一、返済が滞った場合、法的手段を使うには「お金を貸した」という事実を証明する証拠が不可欠です。
しかし、「証拠を残そう」と露骨に行動すると、相手に「信用されていない」と思われ、関係が悪化するリスクがあります。
大切なのは、相手との関係を保ちながら、自然に証拠を残すことです。
LINEでの会話の仕方:記録に残る形で確認する
口頭ではなく、LINEやメールで確認する習慣をつける
お金を貸す際、対面や電話で「貸してほしい」と言われることが多いですが、必ず後からLINEで確認のメッセージを送りましょう。
「さっき話した○○万円の件、明日振り込むね。
返済は来月末で大丈夫だよね?無理しないでね。」
このメッセージに対して相手が「ありがとう!助かる!」「来月末には絶対返すから!」などと返信すれば、それが貸し借りの証拠になります。
「本当に返してくれるよね?」
「ちゃんと返済する気あるの?」
このような聞き方は相手を傷つけ、関係を悪化させます。
「無理な返済計画になってないか心配で…。
いつ頃なら返せそう?焦らなくていいからね。」
相手を思いやる形で返済時期を確認すれば、記録に残しつつ関係も保てます。
振込を使う理由の伝え方:手渡しを避ける
銀行振込は最も強力な証拠になる
現金の手渡しは証拠が残らないため、後で「受け取っていない」と言われるリスクがあります。
しかし、「証拠を残したいから振込で」と言うと、やはり相手に不信感を与えます。
自然に振込を使う理由の伝え方:
「こんな大金を持ち歩くの怖いから、振込でもいい?
何かあったら困るし。」
「○○万円って結構大きい金額だから、
後で税務署に聞かれたときのためにも振込記録があった方が安心かなと思って。」
「現金持って帰るの危なくない?
振込の方が安全だと思うんだけど。」
これらの理由なら、相手を疑っているのではなく、お互いのためという印象を与えられます。
もし相手が「現金がいい」と言ってきたら
どうしても現金での受け渡しになる場合は、以下の対策を取りましょう。
- 受け取り時の写真を撮る(「記念に」という体で)
- 受け取り直後にLINEで「さっき○○万円受け取ったよ。ありがとう!」と送ってもらう
- 簡単な受領書を書いてもらう
借用書を作る際の切り出し方:関係を壊さない提案方法
「お互いのため」という視点で提案する
借用書は最も強力な証拠ですが、「借用書を書いて」と言うと、相手は「信用されていない」と感じます。
「○○万円って結構大きい金額だから、
後で税務署に聞かれたときのために、簡単な書類作っておかない?
お互いのためにもなるし。」
「いつまでに返すとか、分割でもいいとか、ちゃんと書面にしておいた方が、お互い安心じゃない?
無理な返済でプレッシャーかけたくないし。」
「もし君が困ったときに、『ちゃんと返すつもりだった』って証明できた方がいいと思って。
変な言い方だけど、君のためでもあるんだよ。」
証拠として有効なもの一覧
| 証拠の種類 | 証拠力 | 自然に残す方法 |
| 借用書 | ★★★ | 「お互いのため」と提案 |
| 銀行振込記録 | ★★★ | 「安全だから」と振込を提案 |
| LINEやメール | ★★☆ | 会話の中で自然に確認 |
| 返済の記録 | ★★★ | 少額でも一度返済してもらう |
| 受領書 | ★★☆ | 現金受け渡し時に簡単なメモ |
対策②:相手の基本情報を確認しておく


なぜ相手の情報が重要なのか
万が一、連絡が取れなくなったり、返済が滞ったりした場合、弁護士に依頼して法的手段を取るには、相手の本名と住所が必須です。
源氏名しか知らない、携帯番号だけ知っている、という状態では、法的手続きを進めることができません。
しかし、「本名を教えて」「住所はどこ?」とストレートに聞くと、やはり相手は警戒します。
自然に、会話の流れの中で情報を聞き出す方法をお伝えします。
本名を自然に聞き出す方法
「今度誕生日だよね?プレゼント送りたいんだけど、
本名と住所教えてもらえる?」
プレゼントや郵便物を送るという理由なら、本名と住所を聞くのは自然です。
「もし一緒に住むことになったら、どうする?
ちなみに本名って○○?下の名前何て読むの?」
将来を考えているという体で、自然に本名を確認できます。
「俺の免許証見る?年齢ごまかしてないよ(笑)
君のも見せてよ!」
冗談めかして身分証を見せ合えば、本名、生年月日、住所が一度に確認できます。
可能であれば写真を撮っておきましょう。
住所を自然に聞き出す方法
「今度、家まで送っていくよ。
どの辺に住んでるの?」
実際に送っていけば、住所が分かります。マンション名や部屋番号まで確認できればベストです。
「この辺に住んでるんだよね?
よく行くお店とかある?今度一緒に行こうよ。」
最寄り駅や地域を聞き出し、後日郵便物を送る際の手がかりにします。
「電気代とか困ってない?
もし良かったら、振込手伝うよ?請求書見せて。」
公共料金の請求書には住所が記載されているため、自然に確認できます。
勤務先情報の把握
万が一、法的手段を取る場合、給与差押えが最も確実な回収方法です。そのためには勤務先の情報(店舗名、所在地、電話番号)が必要です。
- 店舗の正式名称
- 店舗の住所
- 店舗の電話番号
- 勤務シフトや出勤日
これらの情報は、店舗のホームページや求人サイトからも確認できますが、本人から直接聞ければより確実です。
「今日は何時まで働くの?
お店に電話して確認してもいい?」
「お店の場所、正確にはどこだっけ?
今度迎えに行きたいんだけど。」
家族構成の確認
もし返済が滞った場合、実家が裕福であれば、親から資金援助を受けて返済するケースが多くあります。
また、親への連絡を示唆することで、本人が返済に応じやすくなる効果もあります。
- 実家の場所(都道府県だけでもOK)
- 親の職業(会社員、自営業、経営者など)
- 兄弟の有無
- 家族との関係性(仲が良いか、疎遠か)
「実家はどこなの?
親とは仲いい?たまには帰ってあげなよ。」
「親御さんは何の仕事してるの?
尊敬してる?」
家族の話題は、会話の中で自然に出てくるテーマです。
情報をリストにまとめておく
聞き出した情報は、必ずメモやスマホのメモ帳に記録しておきましょう。
- 本名(漢字のフルネーム)
- 生年月日
- 住所(できれば部屋番号まで)
- 携帯電話番号
- メールアドレス
- LINE ID
- 勤務先店舗名
- 勤務先住所
- 勤務先電話番号
- 実家の場所
- 親の職業
- 振込先の銀行口座
対策③:「贈与」ではなく「貸金」であることを明確にする


なぜ「貸金」と「贈与」の区別が重要なのか
法律上、「貸した」のか「あげた」のかによって、返してもらえるかどうかが決まります。
| 貸金(貸し借り) | 返済義務あり → 法的に返還請求できる |
|---|---|
| 贈与(プレゼント) | 返済義務なし → 法的に返還請求できない |
もし相手が「それはプレゼントとしてもらった」「応援してくれたんでしょ?」と主張した場合、「貸した」という証拠がなければ、贈与と判断されるリスクがあります。
特に、風俗嬢との関係では、「客が好意で金銭を渡した」と見なされやすいため、明確に「貸し借り」であることを記録に残す必要があります。
返済の約束を記録に残す
「返す」という言葉を必ず記録に残す
お金を渡す際、LINEやメールで必ず以下のような確認をしましょう。
「○○万円、明日振り込むね。
返済は△月△日でいいよね?焦らないでね。」
このメッセージに対して、相手が「ありがとう!その日には必ず返すから!」などと返信すれば、明確な返済約束の証拠になります。
返済期日を設定する
曖昧な約束ではなく、具体的な日付を決める
「いつか返す」「落ち着いたら返す」といった曖昧な約束は、法的には不十分です。
必ず具体的な返済期日を設定しましょう。
「来月の給料日が○日だよね?
その日に返してもらえる?」
「3ヶ月後の○月○日までに返してくれればいいよ。
無理しないでね。」
期日を決めることで、「いつまでに返すべきか」が明確になり、法的手続きもスムーズになります。
少額でも返済してもらう意味
一度でも返済があれば、「貸し借り」の決定的な証拠になる
たとえ1万円でも、一度返済してもらえば、それは「贈与ではなく貸し借りだった」という動かぬ証拠になります。
- 「プレゼントとしてもらった」という主張を覆せる
- 返済の意思があったことの証明になる
- 裁判でも非常に有利な証拠として扱われる
「今すぐ全額じゃなくていいから、
とりあえず1万円だけでも返してもらえる?
気持ちの問題だから。」
「分割でいいよ。今月は○万円だけ返して。
無理のないペースで大丈夫だから。」
少額でも返済してもらい、その記録(振込明細)を必ず保存しておきましょう。
「応援」と「貸金」を明確に区別する
風俗嬢との関係では、「応援してる」「頑張ってね」という言葉が頻繁に使われます。
しかし、「応援」という言葉だけでは、贈与と解釈されるリスクがあります。
「応援してるから、これ使って!」
「頑張ってるご褒美だよ。」
「プレゼントだと思って受け取って。」
「応援してるから貸すよ!落ち着いたら返してね。」
「これ貸すから、無理しないで返してね。」
「一時的に立て替えるから、後で返して。」
「貸す」「返す」「立て替え」といった言葉を明確に使いましょう。
対策④:危険なサインを見逃さない


「騙されているかも」の10のサイン
相手のことを信じたいと思っていても、以下のようなサインが見られたら、注意が必要です。
早期に気づくことで、被害を最小限に抑えることができます。
サイン①:返済期日を守らず、言い訳が増える
- 「給料日がずれた」
- 「急な出費があった」
- 「もう少し待って」
1〜2回なら問題ありませんが、毎回言い訳が続く場合は要注意です。
サイン②:追加の貸付を繰り返し求めてくる
- 「前に貸してくれたお金、まだ返せてないけど、もう少し貸してほしい」
- 「これが最後だから」(何度も言う)
返済がないのに追加で貸してほしいというのは、危険なサインです。
サイン③:連絡の頻度が減る
- LINEの返信が遅くなる
- 電話に出なくなる
- 「忙しい」を理由に会わなくなる
連絡頻度が減るのは、距離を置き始めているサインかもしれません。
サイン④:返済の話題を避ける
- 返済の話をすると話題を変える
- 「今は考えたくない」と逃げる
- 返済計画を聞いても曖昧な答えしか返ってこない
サイン⑤:お金の使い方が荒い
- 高級ブランド品を買っている
- 頻繁に旅行に行っている
- SNSで派手な生活を投稿している
返済できないと言いながら、贅沢をしている場合は要注意です。
サイン⑥:店を辞めると言い出す
- 「もうこの仕事辞めたい」
- 「別の仕事を探している」
店を辞めると、収入源がなくなり、返済がさらに困難になります。
サイン⑦:実家や家族の話を避ける
- 家族の話題になると黙る
- 実家の場所を教えたがらない
- 「親とは絶縁している」と言う
家族情報を隠すのは、追跡されたくない意図があるかもしれません。
サイン⑧:他の客にも同じことをしている
- 店の他の客も同じように貸していることが判明
- SNSで「お金貸してくれる人募集」と投稿している
組織的に複数の客から借りている可能性があります。
サイン⑨:本名や住所を教えたがらない
- 「プライバシーだから」と拒否
- 身分証を見せることを極端に嫌がる
- 住所を聞くと怒り出す
本名や住所を隠すのは、返済する気がない可能性があります。
サイン⑩:借りた理由が嘘だったことが判明
- 「母親の入院費」と言っていたが、実際は健康だった
- 「借金取りに追われている」と言っていたが、嘘だった
嘘をついてお金を借りた場合、詐欺罪に該当する可能性があります。
返済が遅れ始めたときの対応
段階的に対応を強化していくことが重要です。
段階①:優しく確認する(1回目の遅延)
「返済日過ぎちゃったけど、大丈夫?
何か困ってることある?」
まずは相手を責めず、理由を聞きます。
段階②:具体的な返済計画を求める(2回目の遅延)
「いつなら返せそう?
具体的な日付を教えてほしいんだけど。」
曖昧な返答ではなく、具体的な日付を求めます。
段階③:分割返済を提案する(3回目以降の遅延)
「全額は難しいみたいだから、分割にしよう。
月○万円ずつなら返せる?」
現実的な返済計画を一緒に立てます。
段階④:法的手段を示唆する(それでも返済がない場合)
「これ以上待つのは難しいから、
弁護士に相談しようと思ってる。」
法的手段を示唆することで、返済に応じる可能性が高まります。
追加の貸付を求められたときの判断基準
段階的に対応を強化していくことが重要です。
返済がない限り、追加で貸さない
まだ返済がないのに追加で貸すと、被害額がさらに膨らむだけです。
- これまでの返済実績はあるか?
- 追加で貸す理由は正当か?
- 返済計画は現実的か?
- 相手の収入状況は把握できているか?
「前に貸したお金が返ってきてからなら考えるよ。
まずはそっちを優先してほしい。」
「今は余裕がないから、ごめんね。
前のお金、分割でもいいから返してもらえると助かる。」
優しく、でも毅然とした態度で断ることが重要です。
対策⑤:万が一に備えた相談先を知っておく


弁護士への相談タイミング
「もう手遅れかも…」と思ってからでは遅い
多くの方は、完全に連絡が取れなくなってから弁護士に相談します。しかし、その時点では既に証拠が不十分だったり、相手の行方が分からなくなっていたりして、回収が困難になります。
早期相談が回収成功の鍵です。
- 返済が2回以上遅れた
- 連絡の頻度が明らかに減った
- 追加の貸付を繰り返し求められている
- 相手が店を辞めると言い出した
- 嘘をつかれていたことが判明した
- 「このままで大丈夫か」と不安を感じたとき
まだ連絡が取れている段階で相談することが重要です。
当事務所は初回相談無料です
当事務所では、初回30分の相談を無料で行っています。
- あなたのケースで回収可能性はあるか
- どのような証拠が必要か
- 今から何をすべきか
- 弁護士費用はいくらかかるか
- 回収までにどれくらい時間がかかるか
- LINEやメールのやり取り(スクリーンショット)
- 振込明細
- 借用書(あれば)
- 相手の情報(本名、住所、勤務先など)
- 貸し付けの経緯をまとめたメモ
準備が整っていれば、より具体的なアドバイスを受けられます。
早期相談のメリット
今の段階で何を証拠として残すべきか、弁護士から具体的なアドバイスを受けられます。
まだ連絡が取れる段階であれば、本名や住所を聞き出す方法をアドバイスしてもらえます。
貸金の消滅時効は10年ですが、早めに内容証明を送ることで時効の進行を止められます。
相手が店を辞めたり、引っ越したり、連絡を絶ったりする前に対応できます。
一人で悩むよりも、専門家に相談することで安心感が得られます。
まとめ:相手を信じつつも、自分を守る


この記事でお伝えした5つの対策は、相手を疑うためのものではなく、あなた自身を守るためのものです。
→ 関係を壊さずに、LINEや振込で記録を残す
→ 会話の中で自然に本名・住所・勤務先を把握
→ 「返す」約束を記録に残し、少額でも返済してもらう
→ 10のサインに気づいたら早めに対応
→ 早期に弁護士に相談することが回収成功の鍵
「備えあれば憂いなし」
これらの対策を取っておけば、万が一トラブルになったときでも、法的手段で確実に回収できる可能性が高まります。
そして何より、これらの対策を取っていることで、あなた自身が安心してお金を貸せるようになります。
最後に
「相手を信じたい」という気持ちと、「自分を守りたい」という気持ちは、決して矛盾しません。
むしろ、しっかりと自分を守る準備をしているからこそ、安心して相手を信じることができるのです。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽減し、万が一のときに役立つことを願っています。
もし少しでも不安を感じたら、一人で抱え込まず、まずは弁護士に相談してみてください。早期相談が、あなたの権利を守る第一歩です。












