お役立ちコラム

ロマンス詐欺かも?と思ったら確認すべきチェックリスト30項目/弁護士監修
ロマンス詐欺
チェックリスト

「もしかして騙されている?」

その不安、このチェックリストで確認してください

SNSやマッチングアプリで知り合った相手から金銭を求められたとき、あるいは夜職の方との関係で高額な金銭の貸し借りが発生しているとき…

「これって普通の恋愛なの?」「もしかして騙されているのでは?」という不安を感じることがあります。

しかし、恋愛感情が絡むと、冷静な判断が難しくなります。「相手を疑いたくない」「自分の判断を信じたい」という気持ちが、危険なサインを見逃させてしまうのです。

この記事では、弁護士の実務経験をもとに、ロマンス詐欺の可能性を判断するための30項目のチェックリストをご用意しました。

客観的な基準で現在の状況を確認し、必要であれば早期に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)


年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。

監修:弁護士 福世 健一郎
弁護士法人M.L.T法律事務所代表 / 保有資格:弁護士(千葉県弁護士会所属)

年間200件以上の法律相談実績を持ち、法律の専門知識と豊富な経験に基づいたアドバイスや案件処理を提供しています。「ご依頼者様第一主義」の理念のもと、特に「密なコミュニケーション」を重視した対応を心がけています。千葉津田沼を拠点とする地域密着型の弁護士法人の代表として、地域の皆様の法的問題解決に尽力しています。

このチェックリストの使い方

どうやって

ステップ1:すべての項目を確認する

各項目について、「当てはまる」場合はチェック(✓)を入れてください。迷った場合は、第三者の視点で客観的に判断してみましょう。

ステップ2:当てはまる項目の数を数える

チェックが入った項目の合計数を数えてください。

ステップ3:危険度を判定する

以下の基準で現在の状況を判定します。

0〜5個現時点では大きな問題はなさそうです。ただし、今後の変化に注意を払ってください。
6〜10個注意が必要です。相手の言動を慎重に観察し、新たな金銭要求には慎重に対応してください。
11〜15個警戒レベルです。第三者(家族、友人、専門家)に相談することを強く推奨します。
16〜20個危険レベルです。ロマンス詐欺の可能性が高いため、すぐに弁護士または警察に相談してください。
21個以上極めて高い確率でロマンス詐欺です。追加の金銭提供を即座に停止し、専門家に相談してください。

チェックリスト30項目

チェックリスト30項目

【カテゴリー1】相手との関係性について(10項目)

1.出会ってから1ヶ月以内に「愛している」「結婚したい」と言われた

通常の恋愛では、1ヶ月以内にこうした言葉が出ることは稀です。詐欺師は早期に強い感情的な結びつきを作り、冷静な判断を奪おうとします。

2.実際に会ったことがない、または会った回数が3回以下

オンラインのみの関係、または極端に会う回数が少ない場合、相手が身元を隠している可能性があります。「仕事が忙しい」「海外にいる」などの理由が続く場合は要注意です。

3.ビデオ通話を避ける、または1回だけで終わった

「カメラが壊れている」「通信環境が悪い」などと理由をつけてビデオ通話を避ける場合、プロフィール写真が本人ではない可能性があります。

4.相手の家族や友人に一度も会ったことがない、会わせてもらえない

詐欺師は第三者との接触を避けます。「家族と疎遠」「友人が少ない」などと説明されても、長期間誰にも会わせてもらえない場合は疑うべきです。

5.共通の知人が一人もいない

SNSやマッチングアプリでの出会いでも、通常は共通の趣味や地域で繋がりが生まれます。完全に孤立した関係は、相手が複数人を同時に騙している可能性を示唆します。

6.相手のSNSアカウントの友人・フォロワーが極端に少ない、または最近作られた

アカウント作成から数ヶ月以内、投稿が少ない、友人が少ない場合、詐欺用に作られた偽アカウントの可能性があります。

7.相手の過去(学歴、職歴、恋愛歴)の話が曖昧、または話すたびに内容が変わる

詐欺師は嘘を重ねるため、話に一貫性がありません。「前は◯◯と言っていたのに」という矛盾を感じたら要注意です。

8.あなたの家族や友人に会いたがらない、紹介されることを嫌がる

第三者からの客観的な意見を避けようとする行動です。「まだ早い」「恥ずかしい」などと理由をつけて避け続ける場合は危険信号です。

9.相手からの連絡が不規則で、返信が遅いことが多い(特に金銭提供後)

お金を受け取った後に連絡頻度が減る、返信が遅くなるのは、興味が薄れている証拠です。複数の被害者を同時に相手にしている可能性もあります。

10.相手の生活実態(住んでいる場所、職場、日常)が見えてこない

「どこに住んでいるの?」「職場はどこ?」といった質問に対して具体的な答えがない、または曖昧な場合、身元を隠している可能性があります。

【カテゴリー2】金銭要求の状況について(10項目)

11.初めて金銭を要求されたのが、出会ってから3ヶ月以内

信頼関係が十分に構築される前の金銭要求は、最初から目的が金銭である可能性を示します。

12.金銭を要求する理由が「緊急」「今日中」「明日まで」など異常に切迫している

冷静に考える時間を与えず、感情的に判断させようとする典型的な詐欺の手口です。

13.要求された金額が10万円以上、または複数回で合計50万円以上になっている

高額な金銭や、繰り返しの要求は、詐欺の可能性が高いことを示します。通常の恋愛関係で、このような高額な貸し借りは稀です。

14.一度お金を貸した後、「追加で必要」と繰り返し要求される

「あと少しだけ」「これで最後」と言いながら何度も要求を繰り返すのは、典型的な詐欺のパターンです。

15.金銭要求の理由が「病気」「事故」「借金」「投資」「事業資金」など

これらは頻出する詐欺の口実です。証拠(診断書、契約書、請求書など)の提示を求めても、曖昧な対応が続く場合は要注意です。

16.具体的な証拠(診断書、請求書、契約書など)を見せてもらえない

「後で見せる」「データが消えた」などと言い訳をして、証拠を提示しない場合、理由自体が虚偽の可能性があります。

17.返済期日を約束したのに守られなかった、または言い訳が続く

「給料日に返す」と約束したのに返済されず、「給料が遅れた」「急な出費があった」などと言い訳が続く場合、最初から返す意思がない可能性があります。

18.返済計画が具体的でない(「いつか返す」「余裕ができたら」など)

具体的な返済日や金額が示されない場合、返済する意思がないことを示唆します。

19.お金を渡す際、借用書や契約書を書こうとすると嫌がる・拒否する

「信じてないの?」「そんな形式的なことは必要ない」と感情に訴えて拒否する場合、後で「貸したのではなく贈与だった」と主張するための布石です。

20.あなたが「お金を貸せない」と断ると、態度が急変する(冷たくなる、連絡が減る)

お金を断った途端に態度が変わるのは、恋愛感情ではなく金銭目的だった証拠です。

【カテゴリー3】相手の言動の不自然さについて(10項目)

21.プロフィール写真が異常に魅力的(モデルやタレント級)

Google画像検索で写真を調べると、別人のSNSやモデルサイトがヒットする場合、写真を盗用している可能性があります。

22.「あなただけが特別」「あなたにしか頼れない」と繰り返し言う

孤立感を演出し、第三者に相談させないようにする心理操作の一種です。

23.将来の約束(結婚、同棲、旅行など)は具体的だが、実行されない

「来月一緒に住もう」「夏に旅行に行こう」などと具体的に約束しながら、その時期が来ると理由をつけて延期を繰り返します。

24.他の異性との関係について聞くと、曖昧な答えや怒り出す

複数の相手を同時に騙している可能性があり、詮索されることを嫌がります。

25.SNSの投稿内容と実際の生活が矛盾している

「海外出張中」と言いながらSNSの位置情報が国内、「貧乏で困っている」と言いながら高級ブランド品の写真を投稿、などの矛盾です。

26.夜職の場合、「あなただけ特別」と言いながら他の客とも親しくしている様子がSNSで見える

夜職特有の手口として、複数の客に同じことを言って金銭を引き出すケースがあります。SNSで他の客との親密な様子が見える場合は要注意です。

27.電話やメッセージの背後で、他の人の声や不自然な環境音が聞こえる

「一人暮らし」と言いながら背後で複数人の声が聞こえる、「自宅」と言いながら店のような騒音が聞こえる、などの矛盾です。

28.「警察に相談したら?」「弁護士に聞いてみたら?」と提案すると、強く反対する

「そんな大げさにしないで」「二人の問題だから」と、専門家への相談を妨げようとするのは、詐欺がバレることを恐れているためです。

29.金銭を受け取った直後は連絡が多いが、時間が経つと減る、を繰り返す

お金をもらうときだけ連絡が頻繁になり、受け取った後は連絡が減る、というサイクルを繰り返す場合、金銭目的であることが明白です。

30.直感的に「何かおかしい」「違和感がある」と感じている

人間の直感は意外と正確です。論理的に説明できなくても、違和感を感じ続けているなら、その感覚を信じることも重要です。

判定結果と推奨アクション

推奨アクション

【0〜5個】現時点では大きな問題なし

現時点では、ロマンス詐欺の明確な兆候は見られません。ただし、以下の点に注意を払ってください。

今後気をつけるべきこと:
  • 今後金銭の要求があった場合は、このチェックリストを再度確認する
  • 相手の言動の変化に注意を払う
  • 高額な金銭の貸し借りは避ける
  • 万が一貸す場合は、必ず借用書を作成する

【6〜10個】注意レベル——慎重な対応が必要

いくつかの警戒すべきサインが見られます。今すぐ詐欺と断定はできませんが、慎重な対応が必要です。

今すぐやるべきこと:
  • 新たな金銭要求には応じない、または最小限に抑える
  • 相手の言動を記録し始める(LINEのスクリーンショット、会話のメモ)
  • 信頼できる第三者(家族、友人)に状況を話し、客観的な意見を求める
  • 相手の情報(本名、住所、勤務先)を確認する
  • 借用書がない場合は、今からでも作成を依頼する
避けるべきこと:
  • 高額な金銭の追加提供
  • 相手の要求を無条件に受け入れること
  • 一人で抱え込むこと

【11〜15個】警戒レベル——専門家への相談を推奨

ロマンス詐欺の可能性が高まっています。すぐに第三者の助けを求めてください。

今すぐやるべきこと:
・追加の金銭提供を停止する「これで最後」と言われても応じない
・証拠を保全する・LINEやメールのやり取りをスクリーンショットで保存
・銀行振込の記録を保管
・相手のSNSプロフィール、写真を保存
・第三者に相談する・家族や信頼できる友人に状況を説明
・消費生活センター(188番)に電話相談
・弁護士の無料相談を利用
・相手の情報を再確認する・本名、住所、勤務先が本当に正しいか確認
・SNSの写真をGoogle画像検索で調べる
避けるべきこと:
  • 相手に「詐欺だと疑っている」と直接伝えること(証拠隠滅や逃亡の恐れ)
  • 感情的に相手を問い詰めること
  • 自力で取り立てようとすること

【16〜20個】危険レベル——即座に専門家へ相談を

ロマンス詐欺の可能性が極めて高い状況です。すぐに弁護士または警察に相談してください。

今すぐやるべきこと:
・追加の金銭提供を停止するどんな理由があっても応じない
・証拠を完全に保全する・すべてのやり取りをスクリーンショット
・クラウドにバックアップ(端末の故障に備える)
・時系列表を作成(いつ、何があったか、いくら渡したか)
・弁護士に相談する・ロマンス詐欺・債権回収に詳しい弁護士を探す
・無料相談を利用して、回収可能性を確認
・弁護士会照会で相手の身元特定を依頼
・警察に相談する・最寄りの警察署に相談
・サイバー犯罪相談窓口(都道府県警)に連絡
・被害届の提出を検討
重要な注意点:
  • 相手に「弁護士に相談した」「警察に行った」と伝えない(証拠隠滅や逃亡の恐れ)
  • 相手からの「示談にしよう」「分割で返す」という提案を安易に受け入れない(弁護士に相談してから判断)

【21個以上】極めて危険—今すぐ行動してください

ほぼ確実にロマンス詐欺です。これ以上の被害を防ぐため、今すぐ行動してください。

緊急で行うべきこと:
・追加送金の完全停止・どんな理由(「最後のお願い」「これで返せる」)があっても絶対に応じない
・相手からの連絡に返信する場合も、金銭に関する話題は完全に拒否
・証拠の完全保全・すべての証拠を複数の場所に保存(スマホ、PC、クラウド)
・相手のアカウントが削除される前にスクリーンショット
・銀行振込の記録、借用書(あれば)を厳重に保管
・即座に弁護士に相談・債権回収・詐欺事件に強い弁護士を探す
・できるだけ早く(今日中、遅くとも明日中に)相談予約
・弁護士会照会で相手の身元特定を開始
・民事訴訟と刑事告訴の両面から検討
・警察に被害届を提出・最寄りの警察署に行く
・詐欺罪での被害届を提出
・サイバー犯罪相談窓口にも連絡
・家族・信頼できる友人に状況を説明・一人で抱え込まない
・精神的なサポートを受ける
・客観的な意見を聞く
絶対にやってはいけないこと:
  • 相手に直接会って問い詰める(危険な場合がある)
  • 相手の職場や自宅に押しかける(犯罪になる可能性)
  • SNSで相手を晒す(名誉毀損になる可能性)
  • 自力で取り立てる(脅迫罪などに問われる可能性)
回収の可能性について: ロマンス詐欺でも、以下の場合は回収可能性があります。
  • 相手の身元が特定できる
  • 相手に収入や資産がある
  • 「返す」という約束の証拠がある(LINE、メール、借用書)
  • 早期に法的手続きを開始する

諦めないでください。適切な法的手続きを取れば、お金を取り戻せる可能性は十分にあります。

ロマンス詐欺に気づいたら、すぐに弁護士へ

すぐに弁護士に相談を

弁護士に相談するメリット

1.相手の身元を特定できる

弁護士会照会制度を利用して、SNSアカウント、銀行口座、携帯電話番号などから相手の本名・住所を特定できます。

2.法的に有効な証拠を整理できる

LINEのやり取りや振込記録を法的に有効な形で整理し、「貸金である」ことを立証します。

3.民事と刑事の両面から追及できる

民事訴訟での返金請求と、詐欺罪での刑事告訴の両方を検討し、最適な戦略を立てます。

4.プライバシーが守られる

弁護士には守秘義務があり、家族や職場に知られることなく手続きを進められます。

最後に:「おかしい」と感じたら、それは正しい直感かもしれません

おかしいと感じたら

ロマンス詐欺の被害者の多くが「薄々気づいていたけれど、認めたくなかった」と語ります。

「相手を疑う自分が悪い」のではありません。「あなたの信頼を悪用する相手が悪い」のです。

このチェックリストで多くの項目が当てはまった方は、勇気を持って第三者に相談してください。早期に対処すれば、被害を最小限に抑え、お金を取り戻せる可能性が高まります。

当事務所では、ロマンス詐欺の無料相談を実施しております。「もしかして…」と少しでも不安を感じたら、お気軽にご相談ください。

あなたは一人ではありません。私たちがサポートします。